AndroidデバイスとMacの間でファイルを転送する際に使用される「Android File Transfer」ですが2024年6月頃から使えなくなったという噂が広まっています。この記事では、その経緯と代替え手段について詳しく解説します。
Android File Transferが使えなくなった経緯
最近、Android File Transferが使えなくなったという噂を耳にした方も多いのではないでしょうか。私もその噂を聞いてはいたものの、半信半疑でした。しかし、実際に自分のPixel 6aをMacに接続してみると、エラーが発生しました。以下の画像がその時のエラー画面です。
このエラーはよく出るもので、Android側端末の、USB転送の設定で、「ファイル転送」を選ぶ必要があり、それを選べば解決するのが常でしたが、今回はそれでも解決しません。
これは一時的な問題かもしれないと思い、別のAndroid端末、具体的にはAndroid 11を搭載したOPPO Reno3 Aでも試してみました。しかし、結果は同じで、ファイル転送ができませんでした。OPPOのエラーはちょっと違っていて、以下の画像。
どうやら噂は本当だったらしいです。GoogleのAndroid File Transferは使えなくなっていました。この記事を見ると半年くらい前に、削除されているようです。
ちなみに、本家GoogleのAndroid File Transferのダウンロードサイトを開こうとすると、QuickShareのページにリダイレクトされてしまいます。
代替え手段はあるのか?
Android File Transferが使えなくなった今、他の方法でファイル転送を行う必要があります。経緯を色々と調べてみたところ、どうやらGoogleは公式にこのツールのサポートをひっそりと終了したようです。できるだけ公式のアプリを使用したいところですが、今のところ見つかりません。
サードパーティのアプリを利用する方法が最も実用的です。特に「MacDroid」というアプリが無料で利用でき、非常に使い勝手が良いとされています。MacDroidは、簡単なインターフェースでファイル転送が可能であり、設定もシンプルです。これにより、ストレスなくファイルのやり取りが可能となります。
MacDroidセットアップ方法
AppStoreから「入手」でセットアップし起動すると。イントロダクション画面が出ます。次々と「次へ」をクリックします。
まだ、試していませんが、Wi-Fi経由でもアクセスできるようですね。
Finderでアクセスできようです。
必要に応じて、常駐させた使い方ができるようです。
設定からMacDroid-Finderを有効にします。
無料でも基本機能は使えますが、有料にするといろいろな機能が使えるようになるようです。ひとまず最低限のファイル転送をしたいだけなので、「無料モードを継続」で。
準備OK。「Finderで表示」とやれば、あとは従来のようにAndroid側のファイルシステムにアクセス可能です。
まとめ
今回の件で、GoogleとAppleの間では、協力したり、時には反発したりと、ユーザーがその間で振り回されることがあると感じました。
特に、これまで使っていたツールが突然使えなくなるという事態には、ちょっと困りました。我々ユーザーとしては、常に最新の情報を入手し、代替手段を見つけて対処する準備が必要です。今後も、変わりゆく環境に対応できるように心がけたいものです。
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