FP2級 学習インデックスページ
〜6分野をやさしく紹介〜
FP(ファイナンシャル・プランナー)試験は、全部で 6つの分野(A〜F) に分かれています。
それぞれの分野は「試験のため」だけでなく、自分や家族のお金の知識としてそのまま役立つ内容ばかり。
ここでは、各分野の学習ポイントと出題傾向をやさしくまとめました。これから勉強を始める方の道しるべにしてください。
A分野:ライフプラニングと資金計画
人生のイベント(結婚、教育、住宅、老後)とお金を結びつけて学ぶ分野。
公的年金や社会保険の仕組みを理解することが中心です。
出題されやすいテーマ
- 公的年金(国民年金・厚生年金)
- 健康保険・介護保険などの社会保険
- キャッシュフロー表、バランスシート
👉 実生活では「教育資金」「老後資金」を考えるきっかけになります。
B分野:リスク管理
「もしものとき」に備える保険の知識を学ぶ分野。
生命保険・損害保険の仕組みや保障内容が中心です。
出題されやすいテーマ
- 定期保険・終身保険・医療保険
- 火災保険・自動車保険
- 保険料控除、保険金と税金
👉 保険証券を見ながら学ぶと、自分の保障内容も整理できます。
C分野:金融資産運用
「お金を増やす・守る」ための金融商品の知識。
株式、債券、投資信託、NISAやiDeCoなど幅広いテーマが出題されます。
出題されやすいテーマ
- 金利と債券価格の関係
- 株価指標(PER、PBRなど)
- 投資信託とETF
-
NISA・iDeCo
👉 投資を「こわいもの」ではなく「仕組みで理解する」ことができます。
D分野:タックスプランニング
税金の基本から応用までを学ぶ分野。
所得税・住民税の仕組みや控除制度、相続・贈与に関わる税制が中心です。
出題されやすいテーマ
- 所得区分と課税所得の計算
- 所得控除・税額控除
- 相続税・贈与税の基礎控除や特例
👉 年末調整や確定申告に直結する、超・実用的な知識です。
E分野:不動産
住宅購入や不動産取引に関わる法律・税金・評価を学ぶ分野。
宅建試験とも重なる内容が多く、法律寄りの出題もあります。
出題されやすいテーマ
- 登記制度や借地借家法
- 宅建業法・重要事項説明
- 不動産評価(公示価格・路線価など)
- 不動産取得税や譲渡所得税
👉 将来の住宅購入や相続時の不動産評価に役立ちます。
F分野:相続・事業継承
「財産をどう引き継ぐか」に関する分野。
相続の基本ルールや税制、事業承継の制度が出題されます。
出題されやすいテーマ
- 法定相続分・遺留分
- 相続税の計算と控除制度
- 遺言・信託
- 事業承継税制
👉 トラブルを防ぎ、家族の安心を守るための知識が身につきます。