【FP】ファイナンシャルプランナー2級 受験記録 これから受験する方に知ってほしい4つの教訓

ファイナンシャルプランナー2級

2024年10月21日、9月に受験したファイナンシャルプランナー2級の合格発表がありました。

結果は「完全合格」でしたが、満足のいく結果とは言えませんでした。

自己採点では、なんとか合格している感触はありましたが、内容と試験後の感触があまり良くありませんでした。

学科では自信を持って解答できた問題が少なく、実技では途中で時間が足りなくなり、問題を飛ばしたり、勘で解答した問題もありました。試験後の手応えは悪かったです。

合格したとはいえ、なぜこのような結果になったのか、試験後1ヶ月半ほど自分なりに分析してみました。

その分析結果を公開することで、これから受験する方の参考になればと思います。


3級合格から2級受験までの過程

2024年1月の試験で、3級を受験し、学科は52/60(正答率87%)、実技は95/100点で余裕で合格しました。

勢いに乗ってFP2級の受験を決め、5月の試験に向けて勉強を始めました。

試験対策は、LECのテキストと問題集。そして、3級でもお世話になったYouTube動画「ほんださんのFP完全講義」です。

ほんださんの動画を1周視聴し、過去問を交えた本格的な試験対策に移行するタイミングで、2級の受験申し込み締め切り日を失念してしまい、5月の試験を見送らざるを得なくなりました。

3月末の出来事で、これは完全に自分のチョンボです。

教訓 その1
試験日までの大まかなスケジュールをしっかり把握し、試験までの段取りを明文化して、その通りに進めるという基本を忘れない。


9月受験に切り替えた後の勉強方法

9月の試験に切り替えたことで、「まだ時間があるだろう」と思い、しばらくFPの勉強をサボってしまいました。若い頃ならいろいろなことを吸収しやすく、記憶の「抜け」も少なかったはずですが、中年になると脳が怠けてしまい、FPの知識がどんどん記憶から抜けていったと思われます。

それにもかかわらず、2級の勉強は1周したからある程度は知識が定着しているだろう、3級で高得点だったから2級も大丈夫だろうという油断があったかもしれません。

基本的には、ほんださんの動画を見て、わからない箇所はテキストで確認し、関連する過去問を解くというオーソドックスな勉強法を続けましたが、それ自体は悪くなかったと思います。

2級の勉強範囲の多くは3級と重複するのですが、3級で学んだ箇所は覚えており、2級で学んだところで、記憶の抜け落ちが多かったので、結果としては勉強不足と言うことになるのでしょう。


勉強の成果を記録に残そうという欲が…

6月に入り、9月に向けた勉強を再スタートしましたが、ここで欲が出ました。「勉強した結果を記録化(コンテンツ化)して、自分の資産にしよう」と考えました。具体的には、勉強した箇所の要点と過去問をセットにして、記録して、他に人にも見せられる形に、まとめようと思ったのです。

それ自体は理解の補助や記憶の定着に役立つので無駄ではないはずでした。

しかし、途中で記録化すること自体が目的になり、内容を理解せずに表面的なアウトプットを作ることが増えてしまい、肝心の内容の理解が進まない一面がありました。

教訓 その2
合格を目指すなら、ゴールに向かって余計なことをせず、真っ直ぐ取り組むべき。


過去問を解くときの注意点

7月後半くらいから、問題に慣れるために過去問を使い、細かい数字を覚えることを意識しました。過去問は「FP過去問道場」を利用しました。

過去問を繰り返した結果、当初は正答率70%ほどだったのが、後半には85%くらいまで上がりました。85%あれば、合格ラインの60%は余裕でクリアできるだろうと考えました。

しかし、今振り返るとここにも落とし穴がありました。「過去問道場」は同じ問題が出てくることがあり、その際に無意識に選択肢の順番まで覚えてしまっていました。

つまり

前にやった、この問題の解答は3か4で迷って、4だったな

と、解答の順番で覚えてしまい、正答するというパターンが少なからずあったと思います。学生時代に家庭教師をやっていたのですが、生徒に「選択肢を記憶したったダメじゃん、ちゃんと、文章読め」と指導していたことを思い出しました。

年齢を重ねると、無意識に、脳が楽をする動きになるのかもしれません。対策としては、過去問道場の以下のオプションをオンにします。こうすることで、選択肢をじっくり読んで、考えるという習慣がつきます。

教訓 その3
過去問道場を使う場合は「選択肢をランダムに並べ替える」オプションをオンにして、選択肢そのものと向き合う。


実技問題の時間対策

実技試験対策でも過去問道場を利用し、模擬試験も行いました。実技試験は得意だったため、正答率は毎回9割以上で、正直、油断していました。

本番の試験でも早く終わるだろうと考え、60分で退室するつもりでした。しかし、試験官から「残り時間はあと10分です」と告げられたとき、まだ未着手の大問が3つ残っていて、頭が真っ白になりました。

振り返ると、過去問を解く際、計算問題で結果が出たらすぐに確認して進めるというスタイルでした。たとえ計算ミスがあっても、本番ではちゃんと検算するから大丈夫だろうと甘く見ていました。そのため、試験時間に対する配慮が足りなかったと思います。

実際、本番では前半の問題で計算ミスをしないように検算をしながら進めたため、全体の時間管理が疎かになってしまいました。

この問題に対する最善策は見つかりませんが、過去問を解く際にも時間を意識し、解答に対しては必ず検算する習慣をつけることが重要だと思います。その時間も含めて、90分以内に収まるかどうかを常に意識する必要があります。

教訓 その4
計算問題では、過去問演習時にもしっかり検算し、時間管理を徹底する。


まとめ

今回の試験に対する取り組みを振り返ると、基本的なことを怠った点が多くありました。試験勉強に奇策はありません。基本に忠実に一つ一つ積み重ねることが非常に大切だと痛感しました。

教訓まとめ

  1. 試験日までの大まかなスケジュールをしっかり把握し、試験までの段取りを明文化して、その通りに進めるという基本を忘れない。
  2. 合格を目指すなら、ゴールに向かって余計なことをせず、真っ直ぐ取り組むべき。
  3. 過去問道場を使う場合は「選択肢をランダムに並べる」オプションをオンにして、選択肢そのものと向き合う。
  4. 計算問題では、過去問演習時にもしっかり検算し、時間管理を徹底する。

今後受験される方に少しでも参考になれば幸いです。

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