はじめに
ガジェットがどんどん増える現代、気がつくとUSBケーブルがたくさん溜まってしまいますよね。しかし、見た目ではどのケーブルがどの機能に対応しているのかが分からず、いつも使い分けに困ってしまうこともあるとおもいます。
そこで今回は、USBケーブルの機能を簡単に確認できる「USBケーブルチェッカー」を手に入れたので、そのレビューをお届けします。
USBケーブルチェッカーとは?
USBケーブルチェッカーは、ケーブルの状態や機能を確認するためのデバイスです。特に、データ通信が可能か、充電のみか、さらにはケーブルが断線していないかなどを簡単にチェックできる点が便利です。私がAmazonで購入したものは、価格帯が600円〜2000円の中から、なるべく精度の高いものを求め、約1800円のものを選びました。見た目は基板むき出しの製品で少し不安でしたが、実際には問題なく使用できました。
購入したのは「USB Cable Checker 簡易USBケーブルチェッカー 検査ボード 電源ケーブルセット XA-USBCHK2」と言う製品、1800円くらいでしたが、入っていたのは基板むき出しの本体と、このチェッカーに電源を供給するケーブルのみ。
実際にチェックしてみた
私が所持しているUSBケーブルをUSBケーブルチェッカーでチェックしてみました。結果として、断線しているケーブルはなかったものの、データ通信機能(D+/D-)が備わっていないケーブルが数本見つかりました。
TYPE-Bのケーブルのいくつかで、このように、VCCとGNDのみ点灯で、D+/D-が消灯(つまり結線されていない)ものがありました。
正常にデータ通信ができるケーブルは、このように、一番左側のUSB-Cを示すランプ以外は全部点灯します。もし、1つだけとか、3つだけとかであれば、断線しているケーブルということになりますので、速やかに廃棄しましょう。
データ通信(D+/D-)が消灯(結線されていない)、ケーブルは電源(+VccおよびGND)の結線だけがされており、一見すると充電には問題がないと思いがちですが、実際には以下のようなデメリットがあります。
データ通信非対応のUSBケーブルのデメリット
データ通信機能がないUSBケーブルには、いくつかのデメリットがあります。
- 充電速度が遅くなることがある
データ通信機能がないケーブルでは、デバイスが高出力の充電を認識しないため、充電速度が遅くなることがあります。特にスマートフォンやタブレットなど、急速充電をサポートするデバイスでは、充電が思ったよりも遅くなる場合が多いです。 - データ転送ができない
当然ながら、データ通信ができないため、ファイルの転送やバックアップ、デバイス間の同期ができません。これでは、ただの充電ケーブルとしてしか機能しないため、多用途に使えません。 - USBポートが認識されない
一部のデバイスやホスト側のUSBポートでは、D+/D-の信号がないと「ケーブルが接続されていない」とみなされる場合があります。このため、物理的に接続していても、ホスト側のUSBポートでまったく認識されないことがあります。 - 特定の機能が動作しない
一部のデバイスは、データ通信と電源供給を組み合わせて動作することがあります。たとえば、USBハブやモニターに接続する場合、電源だけではなくデータ通信も必要とされる場合があります。D+/D-が結線されていないと、これらの機能が動作しなくなる可能性があります。 - 接触不良の可能性が高まる
安価なケーブルやデータ通信ができないケーブルは、品質が低いことが多く、接触不良や使い勝手の悪さを感じることもあります。特に何度も抜き差しする機会が多いUSBケーブルでは、耐久性も重要なポイントです。
実体験として、あるケーブルで、デバイスによって、充電できたりできなかったりするケースがありました。
まとめ:USBケーブルチェッカーで断捨離を!
USBケーブルチェッカーを使うことで、使えないケーブルや不便なケーブルを簡単に見分けることができ、ケーブルの整理や断捨離がはかどります。増え続けるUSBケーブルを見直し、不要なものを処分することで、日々のガジェット生活がさらに快適になるはずです。あなたも、一度USBケーブルチェッカーを手に入れて、手持ちのケーブルを徹底的にチェックしてみてはいかがでしょうか?
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